展示室1
日本画の逆襲 ふたたび

2020年8月28日~12月13日

近代の幕開けとともに西洋文化が急激にわが国に移入し、それに対して伝統的な技法による絵画を総称する概念として「日本画」が成立しました。以来、「日本画」は現代絵画となりえるのかという問題意識を常に持ちながら、画家たちは様々な活動を展開してきました。その中では、新しい描画材料への挑戦と同時に、古典絵画の調査研究・模写等を通じて見直された伝統的な技術の現代的解釈とその応用が試みられてきました。
2017年に岐阜県美術館で開催した「日本画の逆襲」展では、現代という時代の性格や生活、感情を盛り込みつつ、西洋絵画と異なる点を肯定して活かしながら、日本画によってしか表現できない何かを創り出そうと挑戦を続ける気鋭の作家を紹介して、日本画をめぐる現状の一端を紹介しました。展覧会開催後に複数の方からご厚意により「日本画の逆襲」展の出品作を当館に収蔵することができました。このたびの「日本画の逆襲 ふたたび」では、新たに当館に加わった作品に従来のコレクションも組み合わせて、今日の日本画の状況の一端をご紹介しま す。

開催概要

タイトル 日本画の逆襲 ふたたび
開催期間 2020年8月28日(金)~12月13日(日)
会場 展示室 1a
観覧料 一般 340 円(280 円)、大学生 220 円(160 円)、高校生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、難病に関する医療受給者証の交付を受けている方およびその付き添いの方(1名まで)は無料
※11月3日(火・祝)は無料開館日
主催 岐阜県美術館
助成 公益財団法人田口福寿会

※会期中、観覧券の半券にて下記の展覧会もご観覧いただけます。
・8月28日(金)~12月13日(日)「ルドン、西洋美術コレクションから」
・9月8日(火)~12月20日(日)「寄贈記念 熊谷守一展」
・9月26日(土)~12月20日(日)「工芸・新収蔵品を中心に」

主な出品作家

新恵 美佐子(1963-    )
加藤 良造(1964-    )
坂本 一樹(1966-    )
林 真(1972-    )
神戸 智行(1975-   )
岡村 智晴(1984-  )
服部 しほり(1988-  )

作品紹介