新収蔵品お披露目展
【講演会】岐阜県美術館のコレクションについて
県美術館ではこのたび、養老町出身の日本画家・土屋禮一氏を講師に迎え、講演会を開催します。
土屋氏は現代日本画を代表する作家で、副理事長を務める日展を舞台に活躍しています。
「新収蔵品お披露目展」の展示作品を中心に、岐阜県美術館のコレクションおよび土屋氏の作品について語っていただきます。
岐阜県の誇る文化人・土屋氏からお話をうかがう貴重な機会です。ぜひご参加ください。
※禮はネに豊と記す
日時 | 令和5年6月10日(土) 14:00~15:30 |
会場 | 岐阜県美術館 講堂 | 講師 | 土屋禮一氏(日展副理事長、金沢美術工芸大学名誉教授) |
参加費 | 無料(但し、美術館の展示を観覧される際には観覧料が必要) |
定員 | 先着100名(当日13:30より受付) |
土屋禮一氏と岐阜県美術館とのかかわり
昭和62年(1987)に《隠岐》(1980年作)を土屋氏から寄贈され、以後も多数の作品を寄贈されている。また平成11年(1999)4月、岐阜県美術館で「土屋禮一展 大地から空へ―瑞龍寺本堂障壁画を中心に―」を開催している。
美術館では土屋氏の作品を《牡丹図》を含む32作品および寄託3作品計35作品を所蔵している。
土屋禮一略歴
1946年(昭和21) 2月28日、日本画家の土屋輝雄の長男として、岐阜県養老郡養老町高田に生まれる。
1964年(昭和39) 岐阜県立大垣南高等学校卒業。
1967年(昭和42) 武蔵野美術大学卒業。第10回新日展に《畑》が初入選。加藤東一に師事。
1969年(昭和44) 改組第1回日展で《水たまり》が特選・白寿賞を受賞。
1976年(昭和51) 第8回日展で《暮れて行く》が特選となる。
1985年(昭和60) 第17回日展で《隠岐》が日展会員賞を受賞。
1988年(昭和63) 日展評議員となる。
1990年(平成2) MOA岡田茂吉賞優秀賞を受賞。
1996年(平成8) 金沢美術工芸大学教授となる(~2011年)。11月、「土屋礼一展 ふるさとへの道」(大垣市スイトピアセンサーアートギャラリー)開催。
1998年(平成10) 12月、瑞龍寺(岐阜市)の本堂障壁画を完成させる。これを機に署名を「礼一」から戸籍記載の本名「禮一(禮はネ辺に豊と記す)」に改める。
1999年(平成11) 4月、岐阜県美術館において「土屋禮一展 大地から空へ-瑞龍寺本堂障壁画を中心に-」開催。
2005年(平成17) 第37回日展で《椿樹》が文部科学大臣賞を受賞。
2006年(平成18) 武蔵野美術大学客員教授となる(~2008年)。
2007年(平成19) 第38回日展出品作《視》(2006年作)により日本芸術院賞を受賞。日展理事となる。
2009年(平成21) 日本芸術院会員となる。
2010年(平成22) 日展常務理事となる。
2011年(平成23) 6月、「なつかしさの窓から土屋禮一展」(岐阜市、加藤栄三・東一記念美術館)開催。
2012年(平成24) 4月、「土屋禮一展 なつかしさを求めて」(大垣市スイトピアセンターアートギャラリー)開催。
2013年(平成25) 日展副理事長となる。
2019年(令和元)即位の礼「大饗の儀」に用いられる大嘗会屏風のうち、主基(すき)地方風俗歌屏風(京都府)を揮毫。悠紀(ゆき)地方(栃木県)は田渕俊夫が担当。
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