開催概要
- 開催日
- 2025年4月29日(火)
- 開催時刻
- 14:00〜15:30
- 会場
- 岐阜県美術館 多目的ホール、展示室1
- 対象展示
- マルク・シャガール『サーカス』
- 対象作品
- マルク・シャガール『サーカス』1967年
- 参加人数
- 20名
展示室1で開催されている「マルク・シャガール『サーカス』」の中から3つの作品を選択して対話型鑑賞を実施しました。また、《Such Such Such》の手法を取り入れ、鑑賞して感じたことを「もの」に置き換えて表現し、それをもとにスケッチを行いました。
プログラムの流れ
参加者は4つのグループに分かれて活動しました。
オリエンテーションでアートツアーの説明とグループリーダーを紹介し、グループ内での自己紹介をしました。その後、ツアーの流れと鑑賞の約束を確認し、展示室1で鑑賞を実施しました。


アートツアーでは、いくつかの作品についてグループで対話型鑑賞を行ったのち《Such Such Such》の手法を取り入れ、作品を見て感じたことを「もの」に置き換えました。今回は下記の「もの」です。
染めた和紙
三角形の色紙
触感を活かすカード
対象作品をそれぞれが見て感じたことや考えたことを作品の前で交流をし、次のような話が聞こえてきました。
「笛を吹いている人がいて、踊っている人がいるからミュージカルみたい」
「最初に見た作品と同じ人が出ていると思う。それは、同じように2人組で踊っているから」
「大きな顔があって、それは彫刻ではないかと思った。そして、それにはしごをかけて登っているのは筋肉の感じから木の人形なのではないかと思う」
「明るい部分と暗い部分があり、サーカスのステージ上とステージの裏を表しているのではないか」




対話型鑑賞をもとに、作品から感じたことをものに置き換え、その理由を伝え合いました。ものを選んだ理由を話す中で、より作品から感じたことがはっきりしてきているようでした。


3つのものが揃ったところで、多目的ホールに戻り、ものをもとにして、色鉛筆でスケッチをしました。作品の色や形をヒントにして表したり、3作品に共通するものを表したりしました。


最後に描いたスケッチから、一番自分の感じたことが表れている部分を選んで切り抜き、缶バッジにしました。今日感じたことや考えたことをバッジにして持ち歩き、いつでもアートツアーで体験したことを思い出せるようにしました。


参加者の声(アンケートから抜粋)
・楽しく作品をつくることができてよかった。かわいい作品ができた。
・自分たちだけではなく、みんなと意見を交換し合えたことが新鮮でした。
・シャガールのいろいろな絵が知れたし、いろいろな表現ができて楽しかったです。
・みんな言いたいことを気軽に楽しく話していていいと思いました。
・絵からのインスピレーションがみんな違って面白かったです。