展示室1
リニューアルオープン特別企画1 ETERNAL IDOL
2019年11月3日日~12月20日金
このたび岐阜県美術館は、1年間の改修工事を経てリニューアルオープンいたします。
本工事では、1982年開館以来のコレクションを未来に残していくために、そして世界の質の高い作品による展覧会開催を今後とも計画していくにあたり、世界基準の空調・防犯防災施設設備の強化を行いました。
2019年は、4月のノートルダム大聖堂(パリ)における火災や、国内各所での集中豪雨などで、多くの文化財が被災しました。私たちが心の拠り所と思っていた、或いは無意識下にいつもそこに在ると思っていた筈の文化財の突然の喪失は、かたちあるものの避けがたい運命を胸に突きつけてくることになりました。
今ここにある美術品は、各時代に起きたこうした災害や争いを潜り抜け、様々な人の手を介して残されてきたものです。
美の殿堂である美術館は、日頃の調査研究に基づいた作品収集を行い、展示し、保存し、人々の心の支えの場として活用されていく機能をもちます。そして連綿と流れてきた美の系譜を過去から現在、そして未来へと繋ぐ役割を担っています。
心の作用が作り出す創造物としての美は、芸術家に絶対的な個による表現を許し、観る者に意識を解放させ生きる原動力となり証となります。有形無形の美の姿に永遠性を求める一方で、美の系譜を多様に解釈しはじめた現代に生きる私たちは、どのような美を見つめ、未来へ繋ごうとしているのでしょうか。
本展では、芸術家が残してきた永遠の偶像、美のかたちを辿りながら、今日の美の在処を当館コレクションと個人コレクションにより探っていきます。
開催概要
タイトル | 岐阜県美術館リニューアルオープン特別展1 ETERNAL IDOL |
開催期間 | 2019年11月3日(日)から12月20日(金) |
開催時間 | 10:00から18:00 |
夜間開館日 | 第3金曜日(11月15日、12月20日)は20:00まで開館(入館は19:30まで) |
観覧料 | 無料 |
会場 | 岐阜県美術館 展示室1 |
休 館 日 | 月曜日(祝・休日の場合は翌平日) |
出 品 数 | 約100点(予定) |
主な作家 | ギュスターヴ・モロー(1826-1898)、オディロン・ルドン(1840-1916)、オーギュスト・ロダン(1840-1917)、ポール・ゴーギャン(1848-1903)、山本芳翠(1850-1906)、ジョルジュ・デヴァリエール(1861-1950)、エドヴァルト・ムンク(1863-1944)、ポール・セリュジエ(1864-1927)、ピエール・ボナール(1867-1947)、北蓮蔵(1876-1949)、熊谷守一(1880-1977)、前田青邨(1885-1977)、藤田嗣治(1886-1968)、加藤栄三(1906-1972)、靉光(1907-1946)、篠田桃紅(1913- )、長谷川喜久(1964- )ほか(予定) |
出品作品
- イベントタグ
- ナンヤローネAT2019年度, ETARNAL IDOL, 2019年度