オンライン基礎ゼミ1〜3

アートコミュニケーター「〜ながラー」は、4月からオンライン上で集合し、これからの活動準備となる「基礎ゼミ」を行なっています。32人の〜ながラーの自宅と美術館を中継し、アートやコミュニケーションについて学ぶ内容を紹介します。

《4/11(土) 第1回 ~ながラーのみなさん、ようこそ~Web岐阜県美術館へ! 》

10:30 学芸副館長からメッセージ「様々な方法で《つながる》ことは、美術館のひとつの使命。オンラインで皆さんとお会いできて嬉しい」
〜ながラー自己紹介、スタッフの紹介
11:00 日比野館長からごあいさつ 「今だからこそできること・考えられること」
館長からの指令1<離れたところ同士だからこそ生まれてくるアートを、考えてみよう>
「岐阜県らしいこと、ふだんの展示室でできないことなど、想像力をはたらかせてみよう」とのコメントバック
(※事前課題として、〜ながラーのみなさんには事前に考えた内容を専用サイトに書き込んでもらっていました。)
11:30 明後日朝顔プロジェクトについての紹介、〜ながラーに自宅で参加の呼びかけ
https://www.hibinospecial.com/direction/明後日朝顔プロジェクト/
12:30頃 日比野館長からのメッセージ、今後の活動について
終了

《4/25(土)第2回 会議上手になろう!講座 オンライン編 オンライン会議が世界を救う!?》

 

講師:青木将幸さん(ミーティング・ファシリテーター)
website:青木将幸ファシリテーター事務所

13:00 副館長あいさつ「こんな時期だからこそ、〜ながラーの活動に期待しています!」
講師:青木将幸さんの紹介
13:05〜 青木さんから、ZOOMの使い方を確認しながらチェックイン
オンラインミーティングの方法や機能についてミニレクチャー
13:25〜 「美術館に行けない今、私たちにできることは何だろう?」
…〜ながラー全員が一人ずつ話す
14:05ごろ〜
(小休憩あり)
出てきたアイデアを美術館スタッフが6つのテーマに集約

「音とアート」「LIVE配信」「所蔵品」「作家」「空間」「つくる系」
→〜ながラーは興味のあるテーマに分かれて、グループで話し合い。

★青木さんから話し合いのポイント:
「生まれたてのアイデアとは、か細い苗木のようなもの。ポキっと折るのは簡単だけど、育てるためには世話が必要。水分や日光、栄養を与えるように、言葉をかけあってみてください」

14:50〜 各グループで話し合ったことを発表
15:00〜15:15 ・明後日朝顔プロジェクトについての紹介
・諸連絡、解散

《5/9(土)第3回 今、ミュージアムの特性を活かした活動とは? 》

講師:伊藤達矢さん(東京藝術大学 美術学部 特任准教授 とびらプロジェクト / Museum Start あいうえの プロジェクトマネージャ)
website:とびらプロジェクト /  MuseumStartあいうえの

13:00〜 基礎ゼミ開始
・日比野克彦館長よりメッセージ「まずは、今できること・考えていることを実現してみよう」
・青山学芸課長よりメッセージ「美術館は開館にむけて、感染症対策の準備をすすめている」
講師:伊藤達矢さんの紹介
・全国で展開しているアートコミュニケーターの活動について
13:15〜 〜ながラーの活動イメージについて、伊藤さんと鳥羽学芸員で紹介
・「この舟のろう式」について→今日のテーマ「小さな舟をつくってみよう!
・美術館が社会参画の場になるということ
・舟が転覆しているように、失敗してもOK。活動をふり返って、次の岸辺を探していくことが大切。
13:25〜 今日の活動「アイデアを出し合って、自分たちの企画をつくる」
・「好きなこと/できること/すべきこと」を考える
→これらのポイントが、自分と他の人で重なった時に企画が生まれやすくなる
13:40〜 4人組×9グループにわかれて上記の3点をシェア
・役割分担「ファシリテーター(進行)・チャット記録(意見の共有)プレゼンテーション(みんなに発表)・ふりかえり(プロセスを記録)」
13:55〜 伊藤さんより、企画をつくるときのポイントについて
・相手の話しをきくこと、声をかけること
・「触媒」の存在
・アートプロジェクト「赤崎水曜日郵便局」の紹介・・・廃校になった小学校を、郵便局に見立てる。新たな交流の場作りとは?
14:20〜 再度、4人のグループになって企画づくりをやってみる
ポイント:
・何を:企画タイトル
・なぜ:私たちの企画は…こんなことを実現したい!

・いつ:日時
・どこで:ZOOM?ウェブサイト?SNS?
・だれが:対象(大人?子ども?)
・どのように:〜ながラーの役割
…参加者や、企画者の役割を自由に動けるのがアートコミュニケーターの強み!
参加者にとっては、一緒に楽しんでくれる人がいることが何よりも楽しい体験になる

14:50〜 各グループで話したことを発表
15:10〜 まとめ
それぞれの舟で、今日の話しあった企画を実現していこう!