開催レポート:謎解き〜ながラー ミュージアム探検しよう

「この舟のろう式」による活動の記録を、〜ながラーの視点からふりかえり、アーカイブとして掲載します。
今回は<泉の小舟。>が開催した「謎解き〜ながラー ミュージアム探検しよう」の様子をお届けします。

【メンバー】
馬渕明美、藤井理恵、丹羽徳彦、白木容子

【はじめに】
この素晴らしき岐阜県美術館を、くまなく知ってもらうにはどうしたらいいかを考え、「謎解き〜ながラー ミュージアム探検しよう」を開催しました。

【企画概要】
岐阜県美術館のさまざまな場所から、〜ながラーがチェックポイントをいくつか選びました。参加者は一枚の地図をもとに、チェックポイントがどこかを探し当て、指令書に書かれた「謎(問題)」を解きます。ゲーム感覚で美術館めぐりを楽しめる、アクティブなプログラムです。全ての謎が解いてからアートコミュニケーターズルーム(以下ACルーム)に戻ると、「お宝」が手に入る…という流れです。

【目的】
岐阜県美術館に来て、「展示室の絵を見る」以外の楽しみ方を追求してほしい、という願いから生まれた企画です。庭園及び屋外作品にも目を向けてもらうために、地図を活用しました。
参加者はチェックポイントを探しながら、美術館の各所を歩き回ることで、多くの発見ができ、美術館をより深く知ることができます。

【日時】

2021年11月14日(日)、12月12日(日) 午前の部 10:30~12:00、午後の部 13:30~15:00

【事前の準備】
開催するにあたり、ほぼ週末の土日は、ACルームに集まっての作業が続きました。指令書、「お宝」のジグソーパズル、看板等。器用で、アイデア満載のメンバーが揃う我が舟は、それはもう楽しい現場でした。
コーヒーの中にシナモンスティックを忍ばせ、その液の中に地図をつけ込み、古地図風にするコーヒー染め。あたり一面コーヒーのいい香りに包まれてたことは言うまでもありません。
賞品の「お宝」は、以前11月3日に多目的ホールで紹介した時、日比野館長も「欲しい」と言っていただいた、メンバー手作りのジグソーパズル。
これは岐阜県美術館所蔵品のポストカードで、不要になったものをいただき、せっせとカッターナイフで作りました。絵柄を重んじての切り込みに苦心しました。絵画のように額縁の中に入っている仕様にしたので、周りをカラフルなマスキングテープで装飾しました。
看板はフラッグにして、迷彩柄風に描きました。文字も手書きであり、その周りにはピクトグラムをあしらいました。

 

【実施についての詳細】
参加者にやってもらう前に、~ながラーメンバーにモニターになってもらいました。おかげで当日は、特に困難な点もありませんでした。
当初は二日続けての開催予定だったが、月を変えて二回に分けて行った。
第1回、11月14日は、秋にしては穏やかな1日であった。10時半スタート、館内で説明して一斉に庭園に出る。我々は探検家をアピールするため、同時に参加者が迷ったりした時、メンバーが判るようにお揃いのカウボーイハット(丹羽さん手作りの段ボール製)を被りました。この帽子のおかげで、まるでディズニーのアトラクションのキャストのように、我々メンバーも楽しめました。

庭園ではバインダーに挟まれた指令書と地図を片手に散策する、カップル、夫婦、家族連れ、子どもたちが、庭を行き交いました。
特に楽しい指令は「作品《月に吠える》に立って、吠えてみよう」というもので、最初は恥ずかしがって佇んでいた人も「ヤッホー」と叫ぶように…。それをメンバーが、拍手喝采と、楽しい場面もありました。
12月に開催した2回目も、雨が心配されましたが、泉の小舟パワーで降ることもなく、良い一日でした。

今回、開催するにあたり泉の小舟メンバーは4人ですが、多くの~ながラーメンバーのお助けがあってこそ開催できました。ありがとうございました。

ツアー参加者にアンケートをとりました結果「またやってほしい」との声も多々あり、思案中です。その時はまたよろしくお願いいたします。

   

執筆:白木容子
〜ながラー1期、「泉の小舟。」メンバー。セシルと呼んでくれたら嬉しいです(^_^)
やりたいことがいっぱいで、それを舟のメンバーが形にしてくれて、思った以上の素敵な活動になっています。やりたいことがいっぱいで、それを舟のメンバーが形にしてくれて、思った以上の素敵な活動になっています。
「泉の小舟。」は、いつか大海に漕ぎ出しますが、それまではスクラム組んで大波小波も楽しんで乗り越えていきます。

レイアウト:藤井理恵
〜ながラー1期、「泉の小舟。」メンバー。ニックネームはふ〜ちゃん。
「泉の小舟。」はみんなが得意なことをして、楽しく作業しています。そこから、面白い企画や作品などが作られています!