こぐまのしろく丸

「この舟のろう方式」による活動の記録を、「〜ながラー」の視点からふりかえり、アーカイブとして掲載します。
今回は こぐまのしろく丸 の企画の様子をお届けします。

【活動期間】2024年11月~

【メンバー】
3期:烏野眞介、中山みどり
4期:伊藤文子
5期:井川美保、伊藤美陽、佐橋早苗、辻貴代、水井滋美、山本崇喜

舟誕生のきっかけ

美術館へ行くことにハードルを感じている小さなお子さんがいる家族に向け、「美術館の楽しさ」を知ってもらうためのきっかけ作りをしたい。そんな思いからこの舟の活動は始まりました。
こぐまのこぐ丸として活動したメンバー5名と新たに4名のメンバーも加わり、活動を変化させながら続けるかたちでスタート。
11月結成のため、今年度は、1月にイベント開催を目指すことにしました。また、親しみやすい舟を目指し、舟名称である「しろく丸」というしろくまのキャラクターを考えました

企画名 しろく丸とびじゅつかんをたのしもう!絵本のよみきかせとアートたいけん(前半)

前半 えかきうたや絵本のよみきかせでリラックス

参加者がリラックスして、これからの活動をより楽しんでもらう為のアイスブレイクとして、お子さん向けのプログラムを行いました。
まずは、舟のキャラクター しろく丸のえかきうた
受付の際に、一緒に歌ってもらえるよう参加者に歌詞カードをお渡しして、みんなで歌いました。キーボードの伴奏もつけ、会場は楽しい雰囲気に包まれました。

大型絵本で、読み聞かせ
お子さんに話しかけるよう、メンバーが感情豊かに読み上げました。リアクションもバッチリで、参加されたお子さんが絵本の世界に引き込まれていました。

企画名 しろく丸とびじゅつかんをたのしもう!絵本のよみきかせとアートたいけん(後半)

後半 アートたいけん

2枚のアートパネルを使用した対話型鑑賞を楽しみました。

作品1 ポール・セリュジエ《消えゆく仏陀―オディロン・ルドンに捧ぐ》では、吹き出しを用いて、描かれている生き物のセリフを考えました。お子さんの豊かな発想に大人から拍手が出る場面が何度もありました。

作品2 ポール・セリュジエ《急流のそばの幻影 または妖精たちのランデヴー》では、
この絵のビフォーアフターを考え、想像力豊かな物語を聞くことができ、大人も子どももみんなでおしゃべりしながら、アートを楽しみました。

参加者の感想

保護者の方からは、「(お子さんが)楽しそうでした。」「いつも体験できないことを教えてもらえた。」「子どもも大人も一緒に参加できた」などの声をいただきました。

メンバーの感想

・それぞれが得意分野を持ち合わせて、楽しい会になった。
・こぐ丸(※舟誕生のきっかけ参照)から回を重ねて、良くなった。
・こぐ丸から発展したのが感動。引き継いでいく楽しさも味わってほしい。
・ミーティング、リハーサルを行っていく中で、いろんなアイデアが出てきて、すごい。今日の気づきからアップデートしていきたい。
・無事順調に進められてよかった。子どもたちが参加してくれてよかった。
・人(メンバーやお助け隊)がたくさんいてくれて安心。当日までに気づいたことを取り込むことができた。
・小道具がいっぱいいあり、準備万端だった。
・グッズが準備されていて、お子さんの緊張がほぐれた。

メンバー全員の協力体制、スタッフの方々のアドバイス、リハーサルや本番での「~ながラー」のお助け隊のアドバイスやヘルプ、たくさんの方々のおかげで安心して、イベントを実施することができました。
今回のイベントでの改善点等などもふまえ、来年度に向け引き続き、笑顔あふれるイベントを開催できるよう工夫を重ねていきたいと考えています。

 

当日参加メンバー
メンバー
3期:烏野眞介、中山みどり
4期:伊藤文子
5期:伊藤美陽、佐橋早苗、辻貴代、水井滋美

お助け隊
3期:松川万里子
5期:種田さえ、平光里恵、村瀬美恵子

計10名

執筆者:辻貴代(5期)