開催概要
- 開催日
- 2024年7月15日(月)
- 開催時刻
- 10:00~12:00,13:30~15:30
- 会場
- 岐阜県美術館 多目的ホール
- 参加人数
- 95名(当日欠席者5名)
- 参加費
- 1人800円 ※キーホルダーなどへの加工には料金が別途必要
所鳳弘氏を講師に招き、日本の伝統工芸の一つである「組紐づくり」に取り組みました。ペアで1台の丸台を使って、草木などの天然染料で染めた貴重な絹糸を利用して活動しました。所氏の組紐を通した国際交流など、貴重なお話を聞くこともできました。
プログラムの流れ
今回のアートアクションには5歳から70歳代の方95名が参加しました。
参加者は指定された丸台にペアで座りました。
はじめの会で講師とアシスタントの紹介を終えると、すぐに組紐づくりが始まりました。
今回のアートアクションでは、ペアで1台の丸台を使って活動します。そのペアは家族、友達、当日初めて会った方とのペアなど様々でした。
困ったときに手を挙げると、講師の所氏と3人のアシスタントの方がすぐに駆け付け、丁寧に説明したり、実演したりしていました。安心できる環境の中、組紐づくりに熱中していました。
ペアの息がぴったり合い、編まれる糸の長さがどんどん伸びていきました。「楽しい」という声、笑顔、真剣な表情で会場はいっぱいになりました。
おもりをずらしながら長くつくられた組紐は、ストラップやブレスレットなどに加工することができました。美しい糸から自分で編んだ作品を見つめる参加者の笑顔が心に残りました。
残り30分になったところで、所氏から「組紐を通した国際交流」についての講話がありました。所氏のワークショップの体験者が組紐の魅力に引き込まれていく姿が印象的でした。子どものころに組紐の体験をし、大人になっても続けて取り組んでいたり、現在の仕事に生かしていたりしている方たちの姿が紹介がされました。組紐を通した人とのつながりの大切さが伝わりました。
参加者の誰もが満足し、笑顔で活動を終えることができました。「また来たい」そう呟きながら会場を去っていく子どもたちを見ていると、今回の活動でも組紐を通して、人と人とがつながることができたのだと実感できました。
参加者の声(アンケートから抜粋)
・丁寧に教えてもらい、間違えたところがあっても、すぐに直してもらえて良いものがつくれました。来年も参加したいです。
・子どもがすぐ覚えてどんどん編んで私に教えてくれました。親子で楽しい時間を過ごせました。
・絹糸のつやつやした美しい色にすがすがしい気持ちになりました。今回3種類の模様を作らせていただいたのですが、ちょっとした動かし方の違いで全く異なるものが出来上がり、組紐の奥深さを感じました。所先生のお話をもっとゆっくり聞けるといいなとも思いました。
・2種類の組み方ができました。特に平編みの交互に編むリズムが楽しかったです。
・やったことがなかったけど、すごく分かりやすく教えてもらえて体験できたことがよかった!キーホルダーやブレスレットの加工もすぐ身に付けられるもので、親子ともどもよい経験をさせてもらいました!
・ちゃんと教えてもらえて、ほめてもらえたので嬉しかった。伝統的な組紐を子どもに体験させることができてよかったです。