所蔵品展展示室2
没後20年 細江光洋展『飛驒を撮る』―記録と記憶、交差する眼

2023年7月1日~9月3日

細江光洋 《 村の分教 所 》 1952 (昭和 27 )年 ゼラチン・シルバープリント 岐阜県美術館蔵

岐阜県美術館ではこのたび、「没後20年 細江光洋展『飛驒を撮る』―記録と記憶、交差する眼」を開催します。
高山出身の写真家細江光洋(1920-2003)は、変わりゆく飛驒の人々のありのままの暮らしを生涯撮り続けました。取材を通して養われた細江の記録する眼は、懐かしい風景を記憶する心の眼と重なり合い、日本の故郷「飛驒高山」のイメージを作り上げました。

本展ではユネスコ世界遺産に登録されている白川郷の合掌造り集落を記録した貴重な写真をはじめ、飛驒を内側から撮影した作品を紹介します。

開催概要

タイトル

没後20年 細江光洋展『飛驒を撮る』―記録と記憶、交差する眼

会場 岐阜県美術館 展示室2
開催期間

令和5年7月1日(土)~9月3日(日)
10:00~18:00
7月21日(金)、8月18日(金)、は20:00まで夜間開館

※展示室の入場は、閉館の30分前まで
※休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)

観覧料
一 般 :340(280)円

大学生 :220(160)円

高校生以下無料 ( )内は20名以上の団体料金

※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、難病に関する医療費受給者証の交付を受けている方およびその付き添いの方(1名まで)は無料

主催 岐阜県美術館

 

細江光洋について

1920(大正9)年、高山市に生まれる。新聞記者として高山別院の大火を取材したことをきっかけに写真の世界へと進む。1951(昭和26)年、第1回岐阜県観光写真コンクールで知事賞受賞。第12回国際写真サロンで入賞するなど、海外の写真サロンで受賞を重ねる。1953(昭和27)年に刊行された岩波写真文庫『飛驒・高山』(岩波書店)の写真家の一人として知られる。以降、日本の故郷飛驒高山のイメージを決定づける多くの写真を、アサヒグラフ等の雑誌や観光ポスター等で紹介する。国内でも、国画会、日本写真協会、二科会等で受賞歴多数。主な写真集として、『細江光洋写真全集』(郷土出版社)全3巻、『世界遺産白川郷―幻の集落を追って50年』(郷土出版社)等がある。岐阜県芸術文化顕彰受賞等、地域文化に貢献した多数の受賞歴を持つ。2003(平成15)年、没する。