所蔵品展展示室1
清水九兵衞《CORRESPOND A》
岐阜県美術館ではこのたび、清水九兵衞作《CORRESPOND A》(2002年)を展示します。
清水九兵衞(1922-2006)は陶芸の名家に入りましたが、パブリックアートなど巨大彫刻でキャリアを重ね、2000年に陶芸家・六兵衞の名を後代に譲ってから複合的な素材を組み合わせたCORRESPONDシリーズを発表するようになりました。ジャンル横断的な作家の80歳からの到達点をお楽しみください。
開催概要
タイトル | 清水九兵衞《CORRESPOND A 》 | |
会場 | 岐阜県美術館 | |
開催期間 |
※展示室の入場は、閉館の30分前まで |
|
観覧料 |
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、難病に関する医療費受給者証の交付を受けている方およびその付き添いの方(1名まで)は無料 |
|
主催 | 岐阜県美術館 |
※感染症拡大防止対策のため、延期・中止する場合があります。
清水九兵衞について
略年譜:1922年生まれ(本名・塚本廣)。1951年六代清水六兵衞養嗣子となる。1953年東京藝術大学工芸科鋳金部卒業。1968年「九兵衞」を名乗り、陶芸制作から離れ、アルミニウムを主な素材とする彫刻家として活動。1980年七代清水六兵衞を襲名し陶芸家としての制作発表にも力を入れる。2000年八代六兵衞に名跡を譲ってから九兵衞のみを名乗り、彫刻の制作発表に傾注する。2006年没、享年84歳。
主な受賞歴:1975年宇部市の現代日本彫刻展で毎日新聞社賞・東京国立近代美術館賞、1977年日本芸術大賞、1979年第一回ヘンリー・ムーア大賞展優秀賞、1980年神戸須磨離宮公園現代彫刻展大賞、1985年吉田五十八賞、1988年京都府文化賞功労賞、1990年京都市文化功労者、紫綬褒章、他多数受賞。
《CORRESPOND A》について:彫刻と空間の関係を考察してきた九兵衞は、晩年、新作展を開催した2002年に「CORRESPOND」シリーズを初めて発表し、和紙を貼り重ねた立方体を、クリスタルガラスやアルミニウムなどに組み合わせることで、複数の素材による空間構成を展開していった。
ご来館のみなさまへおねがい
〈新型コロナウイルス感染症拡大防止対策について〉
岐阜県美術館では、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、安全に配慮した取り組みを行なっています。
・発熱、咳などの風邪症状がある方、体調がすぐれない方はご来館をお控えください。
・入館にあたり、マスクの持参・着用、こまめな手洗い・消毒、来館者同士の距離の確保にご協力ください。
※新型コロナウイルス感染症対策のため、日時・内容を変更、または中止する場合がございます。