円空大賞展の作品を鑑賞して《Such Such Such》を体験するプログラムを行いました。

開催概要

開催日:2023年1月22日(日)
時刻:14:00~15:30(受付 13:30~13:55)
会場:岐阜県美術館 多目的ホール、展示室3
対象展示:「円空大賞展」
対象作品:
須藤玲子《こいのぼりなう!》2023年
中島晴美《不条理を開示する形態−1308》2021年
David Nash《二つの器》1993年
三島喜美代《リーフレット》2022年
舟越桂《遅い振り子》1992年
参加人数:15名

ツアーの流れ

○本日のプログラムの紹介

多目的ホールでオリエンテーション。
今回、気をつけるとよいことなどを聞きます。

グループごとで自己紹介

このグループの仲間と交流し合います。

鑑賞スタート

コネクターボックスを持って出発!

作品をじっくり味わいます

各グループ3つの作品を中心に鑑賞します。

「メダカの学校にも見える。みんな同じ方向に向かっていて、美術館の外に逃げ出そうとしているみたい。」

「優しそうな仏様だなあ。」

「アリ塚にも似ているけど、へこんで曲がっているところが滑り台みたい。」

「子ども一人が二人の老人を支えているように見える。」

「これは道端に落ちていても本物のチラシだと思ってしまう。」

「顔が怒っているみたい。とても大事な作品だから金属などいろいろな材料を使って一部分を覆っている。」

コネクターを選びます

今回のコネクターはアクリル絵の具で着色した紙です。

○コネクターを選んだ理由を話します

「筆の方向が流れているみたいで、サーッとかすれている感じがいい。」

「川の流れを感じる線がうねうねと曲がっているものを選んだよ。」

「自然のものという感覚があったから緑色のイメージのコネクターを選んだよ。」

 

○スケッチをします

今回は選んできたコネクターの紙そのものを切ったりちぎったりして形を変えます。色鉛筆で色をつける人もいます。

スケッチ完成‼︎

思いのいっぱい詰まったスケッチが出来上がりました。

グループで交流します

作品から受けたイメージを元にスケッチに込めた思いを語ります。

全体で交流します

一つ一つの作品への思いがあふれ出ます。小学生から大人の方まで作品から受けた感動とそれをなんとか表現しようとした過程がよくわかる発表でした。

参加者の声(アンケートから抜粋)

・とても楽しかったです。アートを通じて自分の心を見つめることができました。参加された方々との交流も楽しかったです。

・自分の考えのつかないことを他の方に教えていただきました。

・作品が面白かったです。どうやって表現したらいいのか考えるのが楽しかったです。説明でさらに楽しめました。

・作品を見て思ったことを色で表現するところが面白かったです。

スタッフの振り返り

・今回のスケッチは、コネクターである着色した紙を直接加工するということで、絵を描くことが苦手な人でもすぐに取り掛かれてよかった。こうしたスケッチは表現の幅も広がるので時間をもっとかけたいという方もあったようだ。