岐阜県美術館が改修工事で休館中、おでかけ型アートツアー「Such Such Suchキャラバン!」を開催しました。
今回は岐阜県現代陶芸美術館で開催。
コレクション展「やきもののひかり」に出品されていた作品3点を鑑賞しました。
開催概要
開催日:2019年8月23日(金)
時間:①10:00〜11:30/②13:00〜15:30(各回90分)
会場:岐阜県現代陶芸美術館(多治見市)
対象展示:令和改元記念事業 コレクション展「やきもののひかり」
対象作品:川上智子《花のうつわ》
対象作品:出和絵理《Forest》
対象作品:田嶋悦子《cornucopia 07-Y1》
ツアーの流れ
グループを作って作品を鑑賞する
この日は3つのグループに分かれてアートツアーに出発!
作品を鑑賞して感じたことをグループ内で交流します。
岐阜県美術館スタッフも他館のコレクション作品を楽しみながらグループを引率。
岐阜県現代陶芸美術館スタッフの方にも見守っていただきながら作品を巡りました。
コネクターを選ぶ
岐阜県美術館のアートツアーは作品を鑑賞するだけではありません。
作品から浮かんだイメージや感じた気持ちに近いと思うコネクターを選びます。
今回のコネクターは水彩絵の具で着彩した紙を使いました。
1作品につきコネクターを1つ選びます。
3作品を鑑賞したので、コネクターは3つになりました。
スケッチする
作品を鑑賞し終えたら、今度は選んだコネクターをもとに今の気持ちをスケッチして表現します。
今回は選んだコネクターを切ったりちぎったり、台紙に貼ったりしてもOK!
さらに色鉛筆で描き加えたりして、作品から受けたイメージをさらに深めていきます。
スケッチで交流会
スケッチが完成したら並べて交流会です。
3点の作品から感じたことを、スケッチを通して交流します。
同じ作品でも人によって見方、感じ方は様々。
他の人が描いたスケッチを見て、自分では気づかなかった作品の見方や新しい発見が生まれます。
参加者の声
「作品はそれぞれ厚みが違うので叩くと音が違うんじゃないかと思った。僕も音楽をしているんだけど、セッションをするとしたらこんな表現になるのかなと想像して表してみました。」
「果物っぽい作品だったのでこんな感じの味だというのを表してみました。」
スタッフの振り返り
当日のお天気は土砂降りでお客様の少ない1日でしたが、そのぶんゆっくりと広い展示室を楽しむことができました。
陶芸作品から、抽象的なコネクターから、音や匂いといった目に見えないものを想像した人もいたようです。
大学生のフレッシュな想像力に美術館スタッフも驚きました。