リニューアルオープン特別展の1つであり、「永遠なる美とは」という問いかけを所蔵作品、個人蔵作品を通して投げかけた展覧会「ETERNAL IDOL」で《Such Such Such》を行うアートツアーを開催しました。

開催概要

開催日:2019年11月24(日)
時間:14:00〜15:30(90分)
会場:岐阜県美術館
対象展示:リニューアルオープン特別企画「ETERNAL IDOL」展
対象作品:大巻伸嗣《ECHO-Crystallization》
対象展示:傍島幹司《Sweet WoodsⅢ・Ⅱ・Ⅳ》
対象展示:アリスティド・マイヨール《地中海》

ツアーの流れ

グループを作って展示を見る

この日は3つのグループに分かれてアートツアーに出発!
作品を鑑賞して感じたことをグループ内で交流します。
《地中海》は館外の展示なので一旦外に出てしゃがんだり、近付いたりしながら鑑賞しました。

コネクターを選ぶ

作品から浮かんだイメージや感じた気持ちに近いと思うコネクターを選びます。
今回のコネクターはそれぞれの作品で「メインに使われていない色」のものを並べました。

感じたことからスケッチする

作品を鑑賞し終えたら、今度は選んだコネクターをもとに今の気持ちをスケッチして表現します。
100色色鉛筆でスケッチすることで作品から受けたイメージをさらに深めていきます。

交流会

スケッチが完成したら並べて交流会です。
3点の作品から感じたことを、スケッチを通して交流します。
同じ作品でも人によって見方・感じ方は様々。
他の人が描いたスケッチを見て、自分では気付かなかった作品の見方や新しい発見が生まれます。

 

参加者の声

「《Sweet WoodsⅢ・Ⅱ・Ⅳ》は、森の中のようにも見えるし、人魚のいる海の中のようにも見えるよ。」

「《地中海》は、戦争があった時代だと思うから、暗い感じがする。」

「《ECHO-Crystallization》は、いろいろなものが芽吹いている春のような明るいイメージを感じるよ。」

スタッフの振り返り

今回のコネクターは、作品に「使われていない色」のものを中心に選定したことで、参加者の心に浮かんだイメージをもとに鑑賞することができたようです。
親子での参加が多く、皆さん安心して鑑賞できたようです。交流会では、小学校低学年の児童が作品のタイトルにとらわれない自由な見方での発表、大人の方からは深い発想にもとづく発表がありました。どちらも参加者の共感を呼んでいました。