【基礎ゼミ】第1回「〜ながラー」のみなさん、ようこそ岐阜県美術館へ!

【基礎ゼミ】第1回

実施日:2024年4月13日(土) 10:00〜15:00
会場:岐阜県美術館 講堂、アートミュニケータズルーム(以下ACルーム)

今回新たに加わった5期の「〜ながラー」29人を迎え、3~5期までの「~ながラー」とスタッフが講堂に集まりました。「〜ながラー」は岐阜県美術館を拠点に人と人、人と作品、人と文化をつないでいく存在です。

第1回基礎ゼミではオリエンテーションを行いました。

小野副館長より開式のあいさつ

「〜ながラー」はアートコミュニケーターとして、美術館と来館者をつなげる役割を担っています。「〜ながラー」の自発的な活動によって、館内で多くのコミュニケーションが生まれていきます。地域に開かれた、敷居の低い美術館にするための最先端の活動であり、地域の方にも楽しんでいただくため、新しいアイデアを出し合いながら活動してほしいというお話がありました。

オリエンテーション1

美術館の中で活動する「~ながラー」として基礎ゼミ・実践ゼミの流れや「舟」の活動、「基本のお約束」、今後のスケジュールや展示室でのルールなどを伝えました。また、先輩「~ながラー」が「舟」の活動について、当時のエピソードや、活動を通して感じたことなど交えて話しました。5期の皆さんが真剣に話を聞く様子から、今後の活動についてよりイメージを膨らませながら聞くことができたのではないかと感じました。

日比野館長よりオンラインでのご挨拶

岐阜県美術館の事業や、「~ながラー」の活動の話を交えながら、美術館の役割として、作品を保管し次世代に伝えていくことだけでなく、地域のプラットフォームとなり、文化を広げていくことも必要となっているというお話や、アートコミュニケーターが今後社会的な役割を担っているため、重要な存在になるというお話がありました。

青山学芸課長による「岐阜県美術館を知る」講座

「~ながラー」の皆さんに、活動の舞台となる岐阜県美術館をより深く知ってもらうため、青山学芸課長から美術館の歴史について紹介がありました。

当館に収蔵されている作品をはじめ、過去に開催された展覧会、施設の変遷等に当時のエピソードを交えながら、社会と共に成長してきた岐阜県美術館について話し、「~ながラー」の皆さんは熱心な様子で聞いていました。

先輩の「〜ながラー」と館内ツアー&ACルームの使い方

今回初めて顔合わせする5期の「~ながラー」に3期・4期の「〜ながラー」が岐阜県美術館を案内しました。先輩「~ながラー」自身がツアーリーダーとなり、自分の考える美術館の魅力について語ることで、5期の皆さんが盛り上がり楽しそうに館内をまわっていました。

また、多くの活動で利用する、ACルームの使い方も伝えました。

 

「〜ながラー」交流&自己紹介タイム

当日集まった3〜5期の「~ながラー」で3〜4名のグループを作り、3分間の自己紹介を2回行いました。時間ごとにグループを変えてまた自己紹介をすることで、様々な「~ながラー」同士が交流し、お互いについて知ることができました。当日は天気がよくACルームの外も使い、開放的な空間で自己紹介を行いました。

皆さん和気藹々とお話ししている様子が印象的で、同じグループの仲間の言葉を大切に聞く姿が素敵でした。短い時間ではありましたが、互いを知る貴重な時間になりました。

オリエンテーション2

掲示板の使い方や舟の進め方、スタッフとの連絡の取り方など当日配布した資料について説明しました。また、守屋学芸員から、美術館の組織や、美術館で実際に働いている人々と美術館で活動をしている「~ながラー」と「サポーター」の違いについて、詳しくお話がありました。

普段美術館を利用しているだけでは分からない内部の仕組みや、能動的に活動する「~ながラー」の役割を、5期の皆さんは興味深く聞いていました。

舟の活動の紹介

3期・4期の「〜ながラー」より、対話型鑑賞の活動やオリジナル新聞(明後日新聞)作成の活動、読み聞かせを行う活動などの紹介があり、自分たちがこれまで行ってきた舟の活動の魅力や、活動をしていてよかったことが伝えられました。続いて、文化的処方をもとにした朗読劇やショートドラマの制作など、どんな活動をしていきたいかなどの話がありました。

スタッフノート

岐阜県美術館のアートコミュニケーター「~ながラー」の活動も、今年で5年目になりました。

新たに29名の「~ながラー」の皆さんが加わり、活動がスタートしました。楽しみながら一緒に考え学んでいきましょう!