3回目となる「アーティスト・イン・ミュージアム Meets」では、岐阜県図書館の展示室を会場に、アーティストの宮田篤さん、笹萌恵さんが公開制作やワークショップを通して、来場者と一緒に作品制作を行いました。
宮田さん、笹さんは、これまでも他者と関わりながら文字や本、お話づくりの要素を含んだ作品を制作してきました。今回のAiMでは「夏休みの図書館」をキーワードに「自習室をつくる」という発想から制作を行う活動空間を構想。複数人がお話の真ん中をつなぐことでストーリーがねじれ予想外の展開が生まれる「あそべる文学《微分帖》」と、フエルト生地に書いた同じ文字を切り抜いて交換し縫い合わせることで生まれるズレや重なりを楽しむ「とりかえっこ裁縫あそび《ちくちく地区》」を来場者とともに制作しました。
また、同時期に宮田さんが展覧会に参加していたはじまりの美術館(福島県)協力のもと、文通形式で行う《微分帖》の制作や、《微分帖》のしくみを四コマ漫画に応用した「タケノココミックス」の制作など、今回の活動で新たな試みも見られました。
図書館を訪れた人々は、宮田さん、笹さんと交流しながら作品制作に加わったり、あるいはくつろぎながら作品の世界に触れたり、それぞれが思い思いの時間を過ごす空間が生まれました。なんども会場を訪れ、自分の書いたお話に他の人が続きをつなげることで作品が変化していく様子を楽しむ方もいました。

チラシ(PDF)

開催概要

開催日 公開制作 2019年8月6日(火)〜8月25日(日)
作品展示 2019年9月1日(日)〜9月23日(月・祝)
開場時間 10:00〜18:00
会場 岐阜県図書館 2階 企画展示室Ⅱ
休館日 月曜日(祝日の場合はその翌平日)
観覧料 無料
主催 岐阜県美術館
共催 岐阜県図書館
後援 岐阜県教育委員会、岐阜市教育委員会

 

活動記録

公開制作

作品展示

関連プログラム

Such Such Suchキャラバン! in 岐阜県図書館

アートコミュニケーション作品《Such Such Such》を通して「自分が感じていること」に注目し、宮田篤さん、笹萌恵さんの作品を鑑賞しました。
自分と作品をつなぐもの「コネクター」を1つ選び、展示作品の中からコネクターに合ったお話を探します。「SHOW ROOM」で選んだコネクターとお話の内容を紹介しました。

開催日 2019年9月9月14日(土)、15日(日)、16日(月・祝)
時間 10:00〜17:00
会場 岐阜県図書館 2階 企画展示室Ⅱ

 

ナンヤローネワークショップ「やってみよう!微分帖」

作品展示期間中、宮田さん、笹さんと一緒に《微分帖》を体験するワークショップを開催しました。

開催日 2019年9月21日(土)
時間 10:00〜12:00/13:00〜15:00
会場 岐阜県図書館 2階 企画展示室Ⅱ

 

特別企画「ミュージアムの女 Meets 微分帖」

AiMの告知イベントとして、漫画家の宇佐江みつこさんをゲストに迎え、《微分帖》のしくみを4コマ漫画に応用した《タケノココミックス》の共同制作を行いました。
1人目が描いた4コマ漫画の2コマ目と3コマ目の間に、次の人が前後がつながるように4コマを描いてお話を膨らませていきます。
四コマ漫画は岐阜県美術館のFacebook、Twitterで配信しました。

配信日 2019年5月31日(金)〜7月26日(金)の毎週金曜日、8月3日(土) 計10回
執筆者 宮田篤+笹萌恵、宇佐江みつこ(漫画家)

AiM特別企画「ミュージアムの女 Meets びぶんちょう」
このスライドでは2つのお話をご紹介します!

AiM特別企画「ミュージアムの女 Meets びぶんちょう」
このスライドでは2つのお話をご紹介します!

AiM特別企画「ミュージアムの女 Meets びぶんちょう」
このスライドでは2つのお話をご紹介します!

1つ目のお話は「微分帖ってなんぞや」
第1回目は宇佐江さんが担当。微分帖とは一体…???

1つ目のお話は「微分帖ってなんぞや」
第1回目は宇佐江さんが担当。微分帖とは一体…???

1つ目のお話は「微分帖ってなんぞや」
第1回目は宇佐江さんが担当。微分帖とは一体…???

「微分帖ってなんぞや」第2回は宮田+笹さんが担当。
第1回の宇佐江さんの4コマの間に新しい4コマ(黄色いコマ)を繋げました。
本の人が宮田さん、肉の人が笹さんです。

「微分帖ってなんぞや」第2回は宮田+笹さんが担当。
第1回の宇佐江さんの4コマの間に新しい4コマ(黄色いコマ)を繋げました。
本の人が宮田さん、肉の人が笹さんです。

「微分帖ってなんぞや」第2回は宮田+笹さんが担当。
第1回の宇佐江さんの4コマの間に新しい4コマ(黄色いコマ)を繋げました。
本の人が宮田さん、肉の人が笹さんです。

「微分帖ってなんぞや」第3回は再び宇佐江さんが担当。
第2回の宮田+笹さんの4コマにさらに新しい4コマを加えました。
夢の中に白いクモと白い気球が現れて…。

「微分帖ってなんぞや」第3回は再び宇佐江さんが担当。
第2回の宮田+笹さんの4コマにさらに新しい4コマを加えました。
夢の中に白いクモと白い気球が現れて…。

「微分帖ってなんぞや」第3回は再び宇佐江さんが担当。
第2回の宮田+笹さんの4コマにさらに新しい4コマを加えました。
夢の中に白いクモと白い気球が現れて…。

「微分帖ってなんぞや」ラストは第4回は宮田+笹さんが担当。
第3回の宇佐江さんのお話に新しい4コマを加えました。
 《微分帖》ってなに?というお話から、朝食の醤油のお話になりました。

「微分帖ってなんぞや」ラストは第4回は宮田+笹さんが担当。
第3回の宇佐江さんのお話に新しい4コマを加えました。
 《微分帖》ってなに?というお話から、朝食の醤油のお話になりました。

「微分帖ってなんぞや」ラストは第4回は宮田+笹さんが担当。
第3回の宇佐江さんのお話に新しい4コマを加えました。
 《微分帖》ってなに?というお話から、朝食の醤油のお話になりました。

2つ目のお話は「図書館の2階」

2つ目のお話は「図書館の2階」

2つ目のお話は「図書館の2階」

「図書館の2階」第1回は宮田+笹さんが担当。
男の子が図書館で何か見つけたようです。

「図書館の2階」第1回は宮田+笹さんが担当。
男の子が図書館で何か見つけたようです。

「図書館の2階」第1回は宮田+笹さんが担当。
男の子が図書館で何か見つけたようです。

「図書館の2階」第2回は宇佐江さんが担当。
第1回の宮田+笹さんの4コマの間に、宇佐江さんが新しい4コマ(ピンク色のコマ)を加えました。
ミュージアムの女が図書館に登場。男の子に何か教えています。

「図書館の2階」第2回は宇佐江さんが担当。
第1回の宮田+笹さんの4コマの間に、宇佐江さんが新しい4コマ(ピンク色のコマ)を加えました。
ミュージアムの女が図書館に登場。男の子に何か教えています。

「図書館の2階」第2回は宇佐江さんが担当。
第1回の宮田+笹さんの4コマの間に、宇佐江さんが新しい4コマ(ピンク色のコマ)を加えました。
ミュージアムの女が図書館に登場。男の子に何か教えています。

「図書館の2階」第3回は再び宮田+笹さんが担当。
第2回の宇佐江さんのコマにさらに4コマを加えました。
あまりの本の多さにミュージアムの女の魂が抜け出ています…!

「図書館の2階」第3回は再び宮田+笹さんが担当。
第2回の宇佐江さんのコマにさらに4コマを加えました。
あまりの本の多さにミュージアムの女の魂が抜け出ています…!

「図書館の2階」第3回は再び宮田+笹さんが担当。
第2回の宇佐江さんのコマにさらに4コマを加えました。
あまりの本の多さにミュージアムの女の魂が抜け出ています…!

「図書館の2階」ラストの第4回は宇佐江さんが担当。
図書館を訪れた男の子が、ミュージアムの女と司書さんに出会うお話になりました。
あなたも《微分帖》《タケノココミックス》で、まだ誰も読んだことのないお話を作ってみませんか?

「図書館の2階」ラストの第4回は宇佐江さんが担当。
図書館を訪れた男の子が、ミュージアムの女と司書さんに出会うお話になりました。
あなたも《微分帖》《タケノココミックス》で、まだ誰も読んだことのないお話を作ってみませんか?

「図書館の2階」ラストの第4回は宇佐江さんが担当。
図書館を訪れた男の子が、ミュージアムの女と司書さんに出会うお話になりました。
あなたも《微分帖》《タケノココミックス》で、まだ誰も読んだことのないお話を作ってみませんか?

最後までご高覧ありがとうございました!
「ミュージアムの女 Meets びぶんちょう」を振り返って、宇佐江さんと宮田+笹さんからのメッセージです。

最後までご高覧ありがとうございました!
「ミュージアムの女 Meets びぶんちょう」を振り返って、宇佐江さんと宮田+笹さんからのメッセージです。

最後までご高覧ありがとうございました!
「ミュージアムの女 Meets びぶんちょう」を振り返って、宇佐江さんと宮田+笹さんからのメッセージです。

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アーティストについて

宮田篤+笹萌恵
2010年より取手アートプロジェクト《アートのある団地》パートナーアーティスト。
とある団地に引っ越してきた小さな女の子の「リカちゃん」と、その保護者兼住居の「ハウスちゃん」が地域で暮らしてゆくさまを、住民などとストーリーを相談しながらマンガの連載を続けている《リカちゃんハウスちゃん:井野団地》や、手書きの文字を切り抜いて交換し、相手との筆跡の違いを楽しみながらまた1枚に縫い付けなおす、とりかえっこ裁縫あそび《ちくちく地区》などの活動を行う。
その他の主な活動に、あざみ野こどもぎゃらりぃ(横浜市民ギャラリーあざみ野/2015)、音をかたちに、かたちを音に(安曇野市穂高交流学習センター「みらい」/2016)など。

宮田篤/MIYATA Atsushi
1984年 愛知県生まれ
2009年 愛知県立芸術大学大学院美術研究科美術専攻修了
2018年 東京藝術大学美術学部Diversity on the Arts Project修了
主な展覧会に、ふしぎの森の美術館(広島市現代美術館/2010)美術館で夏休み-いつものミチのひみつキチ(刈谷市美術館/2014)、「びぶんブックス」ことばの店:微分帖(トーキョーアーツアンドスペース本郷/2019)など。受賞に、ポコラートワークショップ賞(ポコラート全国公募展vol.6/2016)など。
2009年より宮田篤+笹萌恵の活動をはじめる。《リカちゃんハウスちゃん:井野団地》では、主に作画を担当。《ちくちく地区》では、主にかかわりや参加のしくみを担当している。

笹萌恵/SASA Moe
1986年 東京都生まれ
2010年 東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科卒業
2009年より宮田篤+笹萌恵の活動をはじめる。《リカちゃんハウスちゃん:井野団地》では、主に参加者への聞き取りや物語の筋立てを担当。《ちくちく地区》では、主に裁縫や仕立てを担当している。

アーティスト・イン・ミュージアムに関するお問い合わせ

岐阜県美術館
〒500‐8368 岐阜市宇佐4‐1‐22
TEL:058-271-1313/FAX:058-271-1315