「素材転生-Beyond the Material」展の出品作家である、根本裕子さんの作品《野良犬》を鑑賞対象としたアートツアーを開催しました。新型コロナウイルス感染拡大防止のための臨時休館につき、オンライン開催となりました。

開催概要

開催日:令和3年6月19日(土)
時間:14:00~15:30(受付 13:45~13:55)
会場:Zoom(オンライン)
対象展示:素材転生-Beyond the Material
対象作品:根本裕子《野良犬》
参加者:9名

ツアーの流れ

Zoomを使ってミーティングルームに集合!

ツアー当日は岐阜市の緊急事態宣言に基づき臨時休館となったため、急遽オンライン開催となりました。ツアーが始まる15分ほど前から、ミーティングルームをオープンし、接続テストをしたり、ニックネームを決めたりしました。

美術館スタッフは多目的ホールより参加

美術館スタッフは多目的ホールより参加

ツアーの最初はライブ映像で展覧会鑑賞!

会期の約半分が臨時休館となり、作品をみたくてもみられない状況が続きました。そこで、ツアーを開始してすぐに、担当学芸員による解説つきで、Zoomを通じて展覧会会場や作品を鑑賞しました。

特別ゲストの根本裕子氏からもごあいさつ!

グループごとに分かれて自己紹介!

9名の参加者が3人ずつのグループに分かれ、まずは自己紹介。県内外様々な場所から参加されていることを知ることができました。東京など遠方からもご参加いただき、オンラインならではの出会いがありました!

《野良犬》鑑賞スタート!

合計17匹の野良犬作品を、グループ担当の当館スタッフが順番にZoomに映し、参加者とともに鑑賞してまわりました!

そのなかで、1匹ずつの表情やポーズ、毛並みの違いなど、見つけたことを自由に発言しながら、『気になる1匹』を選んでいきました!

全体で集まって交流!

グループごとに好きなアングルで撮影した野良犬の画像をZoomに映し、どんなところが気になったか、どんな野良犬を想像したか、一人ずつ発表しました!

 

 

 

 

参加者がアングルを決めた『気になる1匹』画像の一部を紹介!

最後は参加者・スタッフ全員で記念写真!

参加者の声(アンケートから抜粋)

  • 他の人と一緒に鑑賞することで自分の思ったことを言葉にする機会も得られたし、他の方の思うこと、感じたことを聴くのも面白かったです。
  • 見知らぬ人と作品を見ながら話したのは初めてでした。良い経験になりました。作家さんご本人とお話しできたことも素晴らしい経験でした。「偏見」を良い意味でとらえることができます。作品に向き合う自由さを感じました。ありがとうございました。
  • 東京なので普段なら見られない作品が見られた事、全国の方と見られた事、展示室で話しにくいおしゃべりを沢山しながら、それぞれの感じ方の違いを楽しみながら作品鑑賞ができた事がよかったです。
  • 楽しい時間をすごさせていただきありがとうございました。色々なアングルで作品を見せていただき思わず画面越しに身を乗り出すように鑑賞することができて楽しかったです。作家の根本さんのお話も伺えることができてよかったです。本物もまた見に行きたくなりました。

スタッフの振り返り

新しい形の鑑賞への挑戦でした。目の前に実物の作品がないため、素材の質感など鑑賞者に伝わるか不安はありましたが、参加者のみなさんが細部までよく観察し細かな特徴をみつけ、互いに交流する様子は楽しそうに見えました。