岐阜県美術館が改修工事で休館中に、おでかけ型アートツアー「Such Such Suchキャラバン!」を開催しました。
今回はタルイピアセンターで開催した第44回岐阜県移動美術館 ナンヤローネミュージアム「長原孝太郎とその時代」展の展示作品を対象に、鑑賞プログラム「知っていますか?垂井町郷土の画家・長原孝太郎」と題して行いました。

開催概要

開催日:2019年4月27日(土)
時間:13:30〜15:15(105分)
会場:タルイピアセンター(垂井町)
対象展示:第44回岐阜県移動美術館 ナンヤローネミュージアム「長原孝太郎とその時代」
対象作品:長原孝太郎《とばゑ》
対象展示:長原孝太郎《明星》
対象展示:藤島武二《公子像》

ツアーの流れ

グループを作って展示を鑑賞する

今回の参加者は、垂井町立不破中学校美術部のみなさんが大勢いました。
対象作品にはそれぞれ人物が描かれています。何をしている?どんな気持ちでいる?など人物に焦点を当てながら鑑賞しました。《公子像》では「表情が寂しい感じがする」、《明星》では「神様みたい」という感想も。

コネクターを選ぶ

作品を見て感じたことから、それぞれコネクターを選びます。《とばゑ》に描かれた人物の服装から時代の移り変わりを感じて携帯電話を選んだり、《明星》では、老いて見える人物の背中を見て「回っている間は元気だけど、とまると何か思いをはせている感じ」がするコマを選んだり。

スケッチをする

コネクターを選び終わったら、感じたことを色鉛筆でスケッチしていきます。この時使うのが100色色鉛筆。たくさんの色から、感じたことに合うものを選び取ります。参加した中学生の皆さんは、子どもを描いた《公子像》から受けた感じを膨らませてスケッチする方が多かった印象。

スケッチで交流会

スケッチとコネクターをみんなで見合って交流します。今回の会場では、ガラス壁を「SHOW ROOM」として活用させていただきました。その場の環境を生かして行うのも「おでかけ型」の面白いところです。

 

参加者の声

「《公子像》の寂しい感じを表してみました」

「《明星》で暗い感じもあるけど希望がある感じもして、光にかざすとキラキラする石を選んで、スケッチしてみました」

学芸員によるトーク

最後に、担当学芸員の芝から垂井町出身の画家、長原孝太郎について解説を聞きました。楽しみ方の一つとして、長原さんてどんな人だったんだろう?なんでこの作品を描いたんだろう?そんな素朴な疑問をもちながら見て欲しい、と芝学芸員。

スタッフの振り返り

今回は同じ美術部員同士のグループもありました。仲間の前で少し照れながら自分の感じたことを交流しあう様子が微笑ましかったです。地元ゆかりの作家を知ることや、自分の「感じ」を探ることが、これから作品をつくっていく上でプラスになれば嬉しいです。