展示室2
「特集:ラリッサ・サンスール」展
岐阜県美術館ではこのたび、「特集:ラリッサ・サンスール」展を開催します。
2019年のベネチア・ビエンナーレで、パートナーの出身国であるデンマーク館代表を務めたパレスチナ人アーティストのラリッサ・サンスール。当館で2017年に開催した「ディアスポラ・ナウ!」展をきっかけに収集した作品を中心に、彼女の映像作品を紹介します。
開催概要
会期 | 令和4年4月19日(火)~6月26日(日) 10:00~18:00 ※夜間開館: 5月20日、6月17日(金)は、20:00まで開館 |
場所 | 岐阜県美術館 (岐阜県岐阜市宇佐4-1-22) |
観覧料 | 一 般 :340(280)円 大学生 :220(160)円 高校生以下無料、( )内は20名以上の団体料金 ※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、難病に関する医療費受給者証の交付を受けている方およびその付き添いの方(1名まで)は無料 |
主催 | 岐阜県美術館 |
協力 | タグチ現代芸術財団 |
■ラリッサ・サンスール
1973年、東エルサレムに生まれる。
コペンハーゲン、ニューヨーク、ロンドンで美術を学ぶ。映像、写真、本、インターネット等を用い、ポピュラーな映画やSF等の要素を参照しながら、パレスチナ問題をモチーフにした作品をいくつも発表してきた。
2009年に第11回イスタンブール・ビエンナーレ、2010年にはリバプール・ビエンナーレに参加、ほかにも多数のグループ展に参加している。また、ニューヨーク、コペンハーゲン、ストックホルム、イスタンブール、パリなどで精力的に個展を開催。
2016年、ロンドンのギャラリー、モザイク・ルームでの個展は、『アート・レヴュー』誌でその夏にあった「最も見るべき展覧会のひとつ」と評された。
2017年、岐阜県美術館で「ディアスポラ・ナウ!」展に参加。
2018年、イギリスSF協会「Vector」で当館収蔵作品となった《未来では、彼らは最高級磁器で食事していたことになる》が「BEST of 2017」に選ばれる。
2019年、第58回ベネチア・ビエンナーレの「Heirloom」展で公開した《In Vitro》では、奪われた過去の伝承の意義について論じる舞台に、マスクなしには外出できない世界を予見的に描いていた。
■上映作品について
ネーション・エステート (2012年、9分、タグチ現代芸術基金蔵)
Nation Estate(2012, 9 minutes, Collection of Taguchi Art Foundation)
未来では、彼らは最高級磁器で食事していたことになる (2016年、29分、岐阜県美術館蔵)
In the Future They Ate from the Finest Porcelain(2016, 29 minutes, Collection of the Museum of the Fine Arts, Gifu)
イン・ヴィトロ (2019年、28分、タグチ現代芸術基金蔵)
In Vitro(2019, 28 minutes, Collection of Taguchi Art Foundation)
ご来館のみなさまへおねがい
岐阜県美術館では、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、安全に配慮した取り組みを行なっています。
・発熱、咳などの風邪症状がある方、体調がすぐれない方はご来館をお控えください。
・入館にあたり、マスクの持参・着用、こまめな手洗い・消毒、来館者同士の距離の確保にご協力ください。
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