庭園アートまるケット展示室2
アートまるケット 知るもしるもシル
このたび、岐阜県美術館では第8回目となる「アートまるケット」を開催します。2015年からスタートした館長日比野克彦のディレクションによる「アートまるケット」は岐阜の言葉で「まみれる」を意味する「まるけ」と「マーケット」に「アート」を結び付け、「アートまみれ」にしようとする企画です。
2015年度より3年間は展示室から庭園へ、次に美術館を飛び出し公園へ、人が自由に集まる場所で魅力を発信しました。2019年度は県内リサーチを試みるもコロナ禍のためオンライン企画へシフトし、現在も配信し続けています。
2022年度は「知る」をテーマに2組のアーティストL PACK.とplaplaxを迎え、展示室と庭園を使いリアルへとリスタートするためのプロジェクトです。いまだコロナ禍の終息が見えない中、作家たちは県内各地へと赴き、自身の目で、肌で岐阜の姿にふれました。L PACK.は土地にまつわる歴史、文化、民俗、また日々の生活の中で見聞きするあらゆる事象に視線をそそぎ、アート、デザイン、民芸など表現領域にとらわれることなく「風景の一部」となることを目指します。plaplaxは空間、映像、さらには当館所蔵品を組み合わせ、観客参加型=インタラクティブな作品をベースに「うつわ」という言葉・物質の多岐にわたる文化的概念を視覚化し、体感型の作品を設置します。彼らのまなざしを通して現れるハイブリッドな「岐阜のかたち」は、鑑賞者の好奇心をくすぐり、日常の中に、私たちのそばに存在する「アートの力」の意味を再考する機会となるでしょう。
開催概要
タイトル | アートまるケット 知るもしるもシル 2022年3月から作家たちは岐阜を旅した 出会い、集めたモノ・コト |
会場 | 岐阜県美術館 展示室2、庭園 |
開催期間 | 2023年1月17日(火)~3月19日(日) |
観覧料 | 無料 |
主催 | 岐阜県美術館 |
協力 | 岐阜県立多治見工業高等学校専攻科 多治見市陶磁器意匠研究所 名古屋造形大学 |
調査協力 | オークヴィレッジ株式会社 株式会社飛騨の森でクマは踊る ぎふ木遊館 中津川市鉱物博物館 美濃歌舞伎博物館 相生座 |
後援 | 岐阜県教育委員会 |
※感染症拡大防止対策のため、延期・中止する場合があります。
L PACK. (エルパック)
小田桐 奨 / ODAGIRI Susumu
中嶋 哲矢 / NAKAJIMA Tetsuya
共に1984 年生まれ、静岡文化芸術大学空間造形学科卒。
アート、デザイン、民藝などの思考や技術を横断しながら、最小限の道具と現地の素材を臨機応変に組み合わせた「コーヒーのある風景」をきっかけに、まちの要素の一部となることを目指す。
2007年より活動をスタートさせ、主な活動に「竜宮美術旅館」(横浜/2010-2012)、「UCO」(アッセンブリッジ・ナゴヤ/2016他)、「新生活のスイッチ」(ATELIER MUJI/2017)、「定吉と金兵衛」(フェスティバル/トーキョー/2018)。ほか、美しい生活のパートナーとなる「日用品」を扱うショップ・ギャラリー「DAILY SUPPLY SSS」(東京/2017~)を運営する。
plaplax (プラプラックス)
近森 基 / CHIKAMORI Motoshi
筧 康明 / KAKEHI Yasuaki
2000 年頃より多分野のクリエイターとコラボレーションを開始。インタラクティブな作品をベースに、テーマやモチーフの中に潜む物語を掘り下げ、様々なメディアを使い、新しい発見や学び、ワクワクする体験の創造に取り組む。
主な発表に「Ars Electronica」(アルス・エレクトロニカ・センター他/1997 他)、「文化庁メディア芸術祭」(東京/1998 他)、「Ombres et lumière」(ポンピドゥー・センター/2005)、「イマジネイチャー」(大垣市スイトピアセンター/2015)など、国内外で活動。また“Imaginature”をテーマにメディアアート的な視点、手法で心象自然をスケッチする活動など、さらにその領域を広げている。
アートまるケットに関するお問い合わせ
岐阜県美術館
〒500‐8368 岐阜市宇佐4‐1‐22
TEL:058-271-1313/FAX:058-271-1315
ご来館のみなさまへおねがい
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・発熱、咳などの風邪症状がある方、体調がすぐれない方はご来館をお控えください。
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- アートまるケット, プログラム・イベント
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