1988年度(昭和63年度)企画展

岐阜県・江西省友好のかけ橋
中国江西省文物展 ~悠久の歴史と陶磁の華~

会期:昭和63年4月22日(金)~5月29日(日)
主催:岐阜県美術館、岐阜新聞・岐阜放送
出品点数:135点

本県と中国江西省との間で友好提携が結ばれるのを機に、その最初の大きな友好交流として、本展が開かれた。
本展は、新石器時代の各種石器や骨器、殷代の青銅器、そして戦国や明代の墳墓の副葬品などにより「江西省の悠々なる歴史」をたどるコーナーを第一部とし、続いて「やきもののふるさと江西省」と題して、新石器時代早期の縄文土器にはじまり殷・戦国・後漢時代の灰釉、隋代の青磁、そして宋代の青白磁や元代の青花、釉裏紅などで江西省の陶磁の歴史とその美の真髄を展観した。併せて明代末から清代初頭の中国画壇と巨匠、八大山人の書画と中国羅漢図を代表する廬山博物館の五百羅漢図により「江西省の書画―八大山人の書画、五百羅漢図」の三部により構成し、江西省の歴史と文化芸術を広く紹介した。

未来博88特別企画1 イタリアからのメッセージ
20世紀イタリア具象彫刻展 ~創造のダイナミズム~

会期:昭和63年6月8日(水)~7月31日(日)
主催:岐阜県美術館
後援:外務省、文化庁、イタリア大使館、イタリア文化会館
出品点数:110点

イタリア近・現代彫刻の展開は、19世紀末から20世紀初頭のロッソ及び未来派のボッチョーニの革新的な仕事、さらにノヴェチェント(1922年、ミラノに結成された具象芸術家グループの名称)のマルティーニの伝統主義的な仕事によって、その先鞭がつけられた。続いて、マリーニ、マンズー、ファッツィーニ、グレコらが、内面性の表現や躍動感に満ちたフォルムの開拓を進め、“第二のルネッサンス”とも評されるイタリア具象彫刻の黄金期を築き、今日の具象彫刻を大きく方向づけてきた。
本展は、先に挙げた巨匠の作品と共に、ペレッツ、ボディーニ、チェーロリ、フィノッティら、次代を担う第三世代の彫刻家の作品を一堂に展観し、イタリア具象彫刻の深層とその創造のダイナミズムを探知しようとしたものである。

未来博88特別企画2 ドイツ民主共和国シュベリン国立美術館蔵
オランダ絵画―栄光の17世紀

会期:昭和63年8月6日(土)~9月4日(日)
主催:岐阜県美術館、シュベリン国立美術館、中日新聞社、東海テレビ放送
出品点数:113点

ドイツ民主共和国のシュベリン国立美術館は、オランダ絵画の充実したコレクションで世界屈指の美術館である。本展は、そのコレクションの中から選抜された113点の作品により構成された。約80名におよぶ画家たちの作品をジャンルごとに整理して展示し、17世紀オランダ絵画が概観されうる場を呈示することができた。また、17世紀オランダ絵画の代表的なジャンルである静物画などにおいて、質的・内容的に優れた作品に接する好機ともなった。